リンナイとは
リンナイは、給湯器をはじめ、厨房機器や空調、業務用機器なども製造販売しているメーカーです。給湯器においては高い技術力で国内トップシェアを誇ります。リンナイは、1920年に石油コンロの卸業者「林内商会」として誕生しました。技術志向のメーカーであるといわれ、独創的かつ高い技術力でさまざまな先進的な製品開発を行なっています。
リンナイの源流
創業の精神を受け継ぎ、確かな技術で「熱と暮らし」を創造。
1918年11月のある日、今川焼きの店先に立ち寄った内藤秀次郎は、輸入品の石油コンロの青い炎に見とれました。「こんなコンロを自分で作ってみたい」と思った秀次郎は、このコンロを店主に頼み込んで譲り受け、見よう見まねで作り上げた林内式石油ガスコンロがリンナイの源流です。
その2年後の1920年、内藤秀次郎は、名古屋ガス(現・東邦ガス)を退職し、同僚で幼馴染であった林兼吉とともに独立し「林内商会」(現・リンナイ株式会社)を設立しました。
以来、先進の熱エネルギー機器の開発に取り組み、近代化が進む日本の暮らしに少しずつ普及していきました。「熱を通じて快適な暮らしを社会に提供」することが創業当時から現在まで受け継がれる当社の企業使命であり、創業当時の林内式石油ガスコンロのカタログには、現在でも変わらないリンナイの社会への貢献の姿勢が記されています。
リンナイ 技術年表
リンナイが誇る技術の歩みは、「熱と暮らし」の発展の歴史でもあります。
1900年~1960年代 燃焼技術の革新
- 1957年 シュバンク式ストーブの開発(国内初)、シュバンク式ガス赤外線ストーブを販売
- 1963年 ガステーブルコンロへのグリル搭載(業界初)、コンロ兼用グリル付ガステーブルコンロを販売
- 1964年 ガス風呂釜へのガバナ搭載(業界初)、ガバナ付外焚式ガス風呂釜を販売
- 1968年 超薄型二口テーブルコンロ(R-2K)を販売
- 1969年 FF式ガス温風暖房機の開発(国内初)、FF式ガス温風暖房機(RHS-30)を販売
1970~1980年代 電子技術の導入
- 1972年 ガス高速レンジ(コンベック)の開発(国内初)
- 1974年 シュバンク式グリル付 二口ガステーブルコンロ(R-3GI)を販売
- 1980年 ガスファンヒーターの開発(国内初)、販売
- 1982年 コンパクト型ガス給湯器「ユッコ」を販売
- 1983年 ガス小型湯沸かし器「ユーティ」を販売
- 1984年 プッシュ点火方式のガステーブルコンロの開発(業界初)、販売
1990年代~現在 環境技術の革新
- 1990年 ガスファンヒーターに空気清浄機を搭載(業界初)、販売
- 1993年 ブラスト式ガス強熱グリラー(8段切り替え式グリルバーナー)(業界初)を販売、省エネバンガード22会長賞(現省エネ大賞)を受賞
- 1999年 家庭用コンデンシングガス給湯器の商品化(国内初)、2000年 省エネ大賞(通商産業大臣賞)を受賞
- 2003年 内炎式バーナー搭載ガラストップコンロで省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)を受賞
- 2007年 ビルトインコンロ"DELICIAシリーズ"販売、ビルトインコンロにて2007年グッドデザイン賞を受賞
- 2008年 重曹洗浄モードを搭載したビルトイン食器洗い乾燥機の商品化(世界初)
- 2010年 ヒートポンプと高効率コンデンシング給湯器を組み合せた家庭用ハイブリッド給湯器”ECO ONE”の商品化(世界初)
- 2012年 第二世代 ハイブリッド給湯・暖房システム"ECO ONE"を販売、2014年 省エネ大賞(経済産業大臣賞)を受賞
- 2015年 停電時の給湯を可能にする「停電モード」を搭載した第三世代 ハイブリッド給湯・暖房システム "ECO ONE"を販売、 2017年 省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)を受賞
- 2016年 コンロオートメニュー搭載、アプリ連携対応ビルトインコンロ "DELICIA"を販売