浴室暖房乾燥機に発生する汚れ種類について
浴室乾燥機・暖房機でついてしまう汚れの正体は、主にホコリとカビです。浴室乾燥機・暖房機は、空気を温めて使うため、空気中に漂う衣類の繊維や綿ぼこりなども巻き込みます。頻繁に使用するからこそ、こうした汚れが付着します。
浴室内といえば、高湿度になるのが特徴の場所です。この湿度の影響でホコリが固まり、こびりつきやすくなります。さらに湿度も80%を超えると、カビの繁殖は加速度的に高まり汚れを広げるのです。
浴室暖房乾燥機のお掃除の必要とは?
浴室乾燥機・暖房機をそのままにしておくと、ホコリなどが頭上から落ちてくる可能性が出てきます。見えるものであればまだしも、見えないカビの胞子も拡散することがあります。このまま放置していると知らない間に浴室全体に広がるだけではなく、体に影響を与えるかもしれません。
また、乾燥機としても使っていると、これらの汚れが衣類に付着する可能性が出てきます。せっかく洗ったのにというだけではなく、カビ臭さがつくことがあるのです。
フィルターが詰まっている状態になると、パワーを余計に掛けなければ温風が出なくなります。その分の電気を消費するので、電気代も増えていきます。家計にも影響を与えることになるでしょう。
浴室乾燥機・暖房機のお手入れ頻度はどれくらい?
お風呂の掃除を欠かさずしている人でも、中心となるのはバスタブと床周りでしょう。こまめに掃除していても、浴室乾燥機・暖房機を掃除する人はそこまで多くないはずです。
フィルターにはさまざまな汚れが付着しますが、使用頻度が高い場合には、1か月に1回は掃除が必要です。掃除していないと、風量が低下して暖房や乾燥の効果も低下します。
機種によっては、フィルターの汚れを感知しお掃除のタイミングをランプで知らせてくれる機能もあります。市販のホコリとりフィルターを利用すれば、交換だけで済むこともあります。
浴室乾燥機・暖房機の掃除方法
浴室乾燥機・暖房機のお手入れのポイントは、フィルターとフロントパネル、リモコンが主な場所です。実際にお手入れをする場合の手順を追ってみましょう。
準備するもの
浴室乾燥機・暖房機のお手入れは、やわらかい雑巾と乾いたタオルを用意するのがポイントです。フィルターの掃除には、ホコリをとるために、先端のノズルが交換できる掃除機が適しています。
細かな部分まで掃除したいときには、綿棒も用意しておくと便利です。油汚れにも対応できるよう、中性洗剤も準備してあるといいでしょう。
浴室乾燥機・暖房機の掃除手順
お手入れを始める時には必ず運転停止していることを確認します。そのあとでフィルターを外しましょう。強く抑えると、フィルター周りを破損する可能性があるので、無理な力を掛けないようにします。
フィルターを外したら掃除機で吸い取ります。汚れがひどい場合には、ぬるま湯に中性洗剤を入れて溶き、その中につけておくといいでしょう。汚れを落としてから乾燥させて取り付けます。乾燥というと、ドライヤーなどを使いたくなりますが、急激な熱変化は変形する可能性があるので、乾いた布で拭き取って自然に乾かすようにしましょう。
パネルは、取り外しができる機種があります。いったん外してから掃除すると、簡単にできますし、細かなところも綿棒できれいにできます。拭き掃除をするときは、柔らかい布をぬるま湯で濡らし固く絞ってから拭くといいでしょう。そのあとは乾いた布で拭きとると余計な水分を残さないで済みます。
リモコン部分は、乾拭きが基本です。汚れが目立って気になるときは、パネルに使ったように固く絞った柔らかい布を使ってふき取り、乾いた布で水分を残さないようにします。
浴室や浴室乾燥機・暖房機のカビを予防する方法
浴室乾燥機・暖房機の天敵ともいえるのがカビです。梅雨時期に多くなるイメージがありますが、実は高温・高湿度になる浴室はカビの好む条件がそろっています。カビは季節を問わず対策しなければいけません。そこでどのように予防するといいかご紹介していきましょう。
カビの栄養源を取り除く
カビはなにもないところには繁殖しません。繁殖するための条件として、温度と湿度、栄養源が必要です。栄養となるのは、人間の皮脂汚れやホコリで、そこに浴室乾燥機・暖房機としての高温、お風呂場としての湿度、酸素吐水分があるので繁殖します。
大事なことは、この条件をひとつずつ減らしていくことです。入浴した後に皮脂汚れなどが残らないように、強めのシャワーで床や壁を流しておきます。石鹸カスもしっかり流しておくと、カビ予防につながるのです。浴室洗剤を使って掃除するのも、栄養源を断つ意味で重要になります。シャワーで流した後は、水が残らないよう拭き掃除するのも大切です。
浴室の天井を除菌しよう
天井は浴室乾燥機に近い部分です。ここにカビが繁殖すると、浴室全体に拡散することになるでしょう。
天井が届かないこともあるので、フローリング用のモップを使います。モップ部分にカビ取り用洗剤や除菌アルコール剤をしみこませ、全体的に塗り込んであげるとカビ予防できます。滴って落ちるようなら、乾拭き用のモップを付けて拭きとってあげると簡単です。頻度としては週1回ぐらいを目安にします。
浴室を乾燥させて水分を取り除く
浴室に水分がなければカビは生えてきませんが、どうやって湿度を下げるかが重要です。
- ・入浴後は、必ず乾燥機を1〜2時間掛ける。その後は換気扇を通常通り1時間程度回して排気する。
- ・外の湿度が高い梅雨時期などは、換気扇を回すだけで外気の湿度を引き込みやすいため、乾燥機能だけに絞り込む。
以上のような方法で湿度を下げることができます。
浴室乾燥機・暖房機を掃除するときの注意点
浴室乾燥機・暖房機は、お手入れするのが大切ですが、注意しなければいけないポイントもいくつかあります。取扱説明書の日頃のお手入れを読むことも大切ですので、一通り目を通しておきましょう。
お手入れ前に浴室暖房機の電源を切る
お手入れの前には、必ず電源を切ります。誤動作によってけがをする可能性があるからです。直前まで運転していた場合は、やけどにも十分に注意しなければいけません。長袖などで体を守るとともに、手袋で指先なども保護します。電源を切った後も、温風が出てないか、機械が冷えているかも確認して作業しましょう。
フィルターを外したときは、そのまま運転してはいけません。内部に異物を吸い込むなど故障の原因があるので必ず取り付けてから電源を入れます。
本体に直接お湯や水をかけない
浴室乾燥機・暖房機の汚れを落とすとなれば、水を掛けたくなる気持ちも出てきます。しかし、本体に直接掛けるのは故障の下です。フィルターの裏に水がたまるだけでも故障や事故の原因になるため、絶対にやめましょう。
タワシなど固いものでこすらない
たわしなど、固いもので汚れをこすってはいけません。表面に樹脂加工してあるとはがれてしまう可能性があるからです。カバーなどが割れてしまうことも出てきます。
クレンザーなどの洗剤や薬品も注意が必要です。変形や変色などの恐れもあるので使用は避けなければいけません。
塩素系洗剤は使わない
塩素系洗剤を使うと、サビや故障の原因となります。ほかにも殺虫剤、ベンジン、シンナー、アセトンなどの溶剤も絶対に掛けないようにしましょう。もしも、なにかの原因で掛かったときには、水で濡らしたタオルでふき取ります。
防カビ剤燻蒸剤は使わない
浴室乾燥機・暖房機には、さまざまな部品が使われています。その中には銅やアルミ製のものも含まれているため、燻蒸剤と反応する可能性があるのです。内部で使われている部品が反応すると、故障の原因になりかねません。防カビ剤として使いたいところですが、使用は控えた方がいいでしょう。
もしも、どうしても使いたい場合には、まずは浴室内を乾燥させます。そのうえで、フロントパネル部分をビニール袋で覆って養生して内部に煙が入らないようにしましょう。しっかりと目止めしておけば、燻蒸剤も使えます。
転倒やケガに要注意
お手入れする際には、どうしても天井の高い位置になるので注意が必要です。床に水が残っていると滑りやすくなりますし、踏み台によっては転倒する可能性が出てきます。
浴槽のふたやふちに乗って作業するのは危険です。特に滑りやすいので、安全な足場を作って作業しましょう。
浴室乾燥機・暖房機で快適に過ごそう
浴室乾燥機・暖房機は、洗濯物を乾かすことができたり、浴室のカビを予防してくれます。汚れが溜まってしまうと乾燥の効きが悪くなったり、折角の効果も半減してしまいます。快適な状態を長続きさせるためにも、定期的なお掃除をしましょう。
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まとめ
浴室乾燥機・暖房機は、洗濯物を乾かすことができたり、浴室のカビを予防してくれます。汚れが溜まってしまうと乾燥の効きが悪くなったり、折角の効果も半減してしまいます。快適な状態を長続きさせるためにも、定期的なお掃除をしましょう。
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