TOTOのトイレなら掃除が楽になる?「セフィオンテクト」をご紹介!
ここで少し視点を変えてみます。そもそもあまり汚れがつかないトイレであればどうでしょう。トイレは、お風呂や台所といった水回りの中でも、清潔さや見た目の奇麗さを保つには特にこまめな掃除が必要とされる部分です。なのに、汚れがあまりつかないなんて、そんな都合のいいトイレが......実はあるのです。
それがTOTOのセフィオンテクト(CeFiONtect)です。セフィオンテクトとは正確に言うと製品名ではなく、TOTOが特許を持つ同社独自の加工技術のことです。1999年から、同社の便器や洗面器などの陶器製品に使用されるようになりました。
何だかすごそうですが、あまりよくわかりませんね。では、具体的にセフィオンテクトとはどういったものなのでしょうか。
汚れを跳ね返す!TOTOのセフィオンテクト
そもそも陶器には、見ただけではわからない微細なくぼみがたくさんあり、この凹凸部分に小さな汚れが付着します。つまり、この細かい凹凸がなければ汚れが付着しないというわけです。そこで陶器表面の凹凸をできるだけなくしてツルツルの状態にしてしまうのがこのセフィオンテクトなのです。
凹凸の細かさは100万分の1ミリの顕微鏡の世界で、肉眼ではもちろん、虫眼鏡でも確認することはできません。どれだけツルツルが実現されているかが、これだけでもよくわかるかと思います。
セフィオンテクトは陶器の表面に釉薬を焼き付け、0.2ミリの特殊なガラス層を作ることで効汚れにくい効果を実現しています。ちなみにこのツルツル、実験ではなんと100年間も効果が持続することを確認しているんだとか。
とはいうものの、いくら表面ツルツルで奇麗が続くセフィオンテクト製品であっても、もちろん、汚れがまったくつかないわけではありません。そういったときは通常と同じように中性洗剤を使ってお掃除をしましょう。ためこまずに、汚れたと思ったらその場で奇麗にするのが一番です。
セフィオンテクトは、優れた耐久性・耐薬品性のあるガラス層で形成されていますが、お掃除の際には、金属ブラシ、研磨剤入りのたわし、紙やすりなどは、表面に傷をつける原因になりますので使用を避けて、傷のつきにくいナイロンブラシやスポンジブラシがよいでしょう。
TOTOの独自技術セフィオンテクト加工されているトイレ
さて、具体的にTOTOのどの製品がセフィオンテクト加工されているのかが気になるところですが、最近のTOTO製品にはほとんどセフィオンテクト加工が標準で施されています。基本的には、どれを導入しても汚れにくさがずっと続くお掃除簡単・奇麗なトイレが実現できる、ということになりますが、発売時期が1999年以前のトイレでまだ現行品のトイレがありますので、購入時にはセフィオンテクト加工がされているかを確認してみるといいでしょう。
ちなみに、セフィオンテクト加工されていない陶器に後からセフィオンテクト加工できるのかどうかも気になるところですが、セフィオンテクトは釉薬を掛けて窯で焼くという加工ですので、残念ながら、後付けでの加工はできないようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はナノレベルで汚れが付きにくいTOTO独自技術「セフィオンテクト」をご紹介しました。トイレ掃除にお困りの方はセフィオンテクト加工対応の、掃除がはやく、楽になるトイレを導入してみてはいかがでしょうか。
セフィオンテクト加工がついている代表的なTOTO トイレ・便器のカテゴリー一覧はこちら>>