ガス給湯器の選び方①:設置場所を確認後、取替品を決める
ガス給湯器にはそれぞれ設置場所に合わせた仕様がラインナップされており、それら仕様が同一のガス給湯器に取り替える【素取り替え】が一般的となっております。したがいましてガス給湯器はご選定の際はまず「ガス給湯器がどこに設置されているか」で絞っていくことになります。
ガス給湯器設置場所には「屋外設置」と「屋内設置」の二種類があり、それぞれガスを燃焼させるための給気・排気をどの様に扱うか等の違いがございます。それでは設置先の環境に合わせて選んでいきましょう。
屋外に設置方式は壁掛と据置の2種
屋外にガス給湯器を設置するメリットは、ガスを燃焼させる際に必要な「吸気」と「排気」を屋外で行えることです。排気による一酸化中毒や火傷を引き起こす心配もなく非常に安全にガス給湯器を使用できます。
屋外設置のガス給湯器は主に「壁掛型」と「据置型」に分けられます。
壁掛型
壁掛型は住宅の外壁面に掛けて固定設置する、給湯器の下から配管が出ているのが特長のガス給湯器となります。
壁掛型は設置フリー形のみとなっており浴槽の穴も1つとなっております。
据置型
据置型は地面やブロックに置いて固定設置する、給湯器の側面から配管が出ているのが特長のガス給湯器となっております。
据置型のガス給湯器の浴槽の穴が1つの場合は設置フリー形、穴が2つの場合は隣接設置形となります。
ガス給湯器の選び方②:世帯人数に応じた号数選びをする
「号数」とは「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出すことができるか」を表しています。
エアコンと同じように、ガス給湯器にもある程度の出湯量目安があり、ガス給湯器を選ぶ際には「号数」も重要な部分です。
それぞれ
・16号:年間を通してシャワーを給湯可能
・20号:シャワーと給湯が同時に給湯可能
・24号:シャワー+2箇所の計3箇所同時に給湯可能
といった形で給湯器の号数が上がるにつれ出湯能力も上がり、複数の場所でお湯を出すことができます。
当記事でご案内の屋外設置型の給湯器には展開されておりませんが、16・20・24号以外の号数の給湯器もあります。
ガス給湯器の選び方③:オートタイプ or フルオートタイプを選ぶ
ガス給湯器にはオートタイプとフルオートタイプがラインナップされております。
オートタイプは、自動湯張り機能と追い焚き機能を備えているタイプのガス給湯器を指します。対してフルオートタイプは、上記のオートタイプに自動足し湯機能や配管自動洗浄機能等が加わったタイプのガス給湯器です。
ただし、フルオートタイプはオートタイプに比べて少し価格設定が高めです。本当に必要かどうかを十分見極め、検討した上で購入するのがお勧めです。
ガス給湯器の選び方④:従来タイプ or エコジョーズを選ぶ
「エコジョーズ」とは、従来のガス給湯器よりも効率の良いガス給湯システム全般のことを呼びます。排熱を上手に活用しているため、熱効率は従来のガス給湯器に比べて15%の向上が見られます。暖房機能を使う場合でも、エコジョーズは熱効率が4%アップしているため、非常に効率の良い給湯システムといえるでしょう。
しかし、そんなエコジョーズにもいくつかデメリットはあります。デメリットの一つとして普通のガス給湯器との本体価格差が2万円前後ある事や、ドレン排水の工事が必要な事など導入費用(イニシャルコスト)が高いという点が挙げられます。
しかし、長い目で見たコスト(ランニングコスト)でチェックすると、イニシャルコストは回収できます。ガス給湯器は10年近く使うものですので、できるだけエコジョーズを選んだ方が後々お得になってくるといえます。
まとめ
ガス給湯器の選び方で抑えておきたい4つのポイントをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
基本的にガス給湯器の寿命は10年程度といわれており、非常に長い付き合いとなる機器の1つです。
ご自身のライフスタイルに合わせたガス給湯器を選ぶことで、光熱費の節約や快適さにも繋がっていきます。長い付き合いをするガス給湯器だからこそ慎重に選んでいただきたいと考えております。そのため、ガス給湯器をお選びいただく際は本記事を参考にして下さると幸いです。
当店では一流メーカーの様々なガス給湯器を卸価格で取り扱っておりますので、ご満足いただけるガス給湯器が見つかるでしょう。ガス給湯器のお取替え品をご検討の際は、下記にてご案内の一覧ページをご参考頂ければ幸いです。
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