LIXILが販売しているシャワートイレ「KBシリーズ」は、貯湯方式を採用した本体操作タイプのベーシックなモデルでありながらも、たっぷり感のある洗い心地と清潔機能も充実した当店でも人気の商品となっております。
他社メーカーとの違いのポイントは、たっぷり感のある洗い心地と、便器鉢内にミストを噴出し汚れがこびりつきにくくなる「鉢内スプレー」機能です。その他、LIXILならではの「レディスノズル」や「ノズル先端着脱」などの機能も搭載しています。
当記事ではLIXILのシャワートイレ「KBシリーズ」のタイプやグレード、価格の違いなどについて製品仕様や搭載機能を交えてご紹介していきます。どの温水洗浄便座にしようか迷っている方やリフォームをご検討されている方は是非ご参考ください。

シャワートイレ「KBシリーズ」グレード・種類別の機能の違い

シャワートイレ「KBシリーズ」にはKB32/KB31の2つのグレードが展開されております。
外観に違いはなく、無駄のないスッキリとしたデザインです。汚れが溜まりやすい凸凹や隙間が少ないため、毎日使うトイレのお掃除の手間がぐっと楽になります。

機能の違いは、KB32は温風乾燥機能あり、KB31は温風乾燥機能なしになっております。「温風乾燥」は乾燥ボタンを押すと温風が出て、シャワーでぬれた部分を乾燥する機能です。温風温度の設定は切り替えることもでき、トイレットペーパーで拭いたあとに使用すると、おしりがサラサラとさっぱりします。

KBシリーズは手動ハンドル式のみのグレード展開となっています。

洗浄機能

たっぷり感のある洗浄

シャワートイレ「KBシリーズ」一番の特長は、洗浄機能です。
購入時には清掃性や価格を重視されがちですが、購入後に"おしり洗浄の洗い心地"に不満を感じられる方が多くいらっしゃいます。実際、2006年の省エネ法改正以降に発売された温水洗浄便座と比較して半分以下まで減少しています。

そこで、シャワートイレ「KBシリーズ」は、"洗い心地"にフォーカスし、おしり洗浄の吐水流量を従来品の1.2倍にアップ。ノズルの穴も一つにして水流を太くしたため、たっぷり感のある洗浄を生み出しました。LIXILの調査でも、7割以上の方が"洗い心地が良い"と回答しています。
今までお使いの温水洗浄便座の吐水量では物足りなかった方に、満足いただける吐水量です。

おしりターボ洗浄

シャワートイレ「KBシリーズ」は、通常のおしり洗浄の強さを6段階に調節可能で、吐水量は0.34～0.68L/分※1です。さらに多くの水でしっかり洗いたい時は、「おしりターボ」ボタンを押すと最大流量（1.00L/分※1）に変更できます。

廃盤商品のLIXILシャワートイレ「Kシリーズエクストラ」は、最大1.50L/分※1でパワフルな洗浄力でした。ただ、少し勢いが強すぎるという声もあったためか、「KAシリーズ」は最大吐水量が0.50L/分※1ほど弱くなった機能で引き継がれました。LIXILのNew PASSOシリーズ（吐水量0.43L/分※1）やTOTO アプリコット・S・SBシリーズ（吐水量0.43L/分※1）に比べても「KBシリーズ」は強すぎず、しっかり洗える吐水量といえます。
※1 供給水圧0.2MPaのとき

お掃除ラクラク機能

鉢内スプレー

便器の鉢内にこびりついてしまった汚れを落とすのは面倒な作業です。そんな手間が省ける「鉢内スプレー」が、シャワートイレ「KBシリーズ」すべてのグレードに搭載。便座に座ると便器鉢内に30ccのミストを約6秒間噴出し、表面を濡らすので、汚物汚れが付きにくく落ちやすくなります。
TOTOの同様の機能「プレミスト」は、一回の水の量が約20㏄なので、LIXILの方がより多くの水で汚れを防げます。

キレイ便座

従来の便座だと便座のつぎ目に汚れが溜まりやすく、拭けば拭くほど入り込んでしまったり、取り除くのに大変苦労します。「キレイ便座」は樹脂の一体成形がされているため、汚れが入るすき間がありません。さらに便座裏は防汚素材なので、汚れもサッとひと拭きで落とせます。

スッキリノズルシャッター

ノズルを使用しないときはシャッターで収納され、汚れが付くのを防ぎます。男子小用時などの汚れの心配もなく、ノズルはいつも清潔です。シャッター部分は凹凸も少なく拭き取りやすく、着脱可能なので、しっかりお手入れすることや交換も簡単です。

ノズル先端着脱

洗浄水が出てくるノズルは細かい部分ではありますが、長く清潔に保ちたいですよね。LIXIL シャワートイレのノズルの大きな特徴は、先端が着脱できることです。他メーカーにはない機能で、ノズルを外してしっかりお掃除できますし、先端部分だけ新しく交換することも可能です。

ノズルそうじ・お掃除モード

着座時に「ノズルそうじ」ボタンを押すと、水道水でノズルを洗浄できます。
LIXILシャワートイレのハイスペックモデルのLIXIL　New PASSOには、ノズル使用後に銀イオン水でしっかり洗浄・除菌する「ノズル除菌」機能があります。「KAシリーズ」にはありませんが、ノズルそうじ機能でも通常の水で洗えるため、銀イオン水にこだわらなければ、十分な機能です。
また、座っていないときボタンに押すと、「ノズルお掃除モード」になります。ノズルが飛び出してくるので、簡単にノズルのお掃除ができると評判です。

快適機能

レディスノズル

LIXILのシャワートイレはおしり洗浄のノズルとは別にビデ専用の「レディスノズル」を搭載しています。通常は、1本のノズルの出る長さを調節して洗浄位置が変わり、おしりとビデの両方洗浄しますが、「おしり洗浄と同じノズルでデリケートな部分を洗いたくない」という声から、LIXILのレディスノズル機能が生まれました。
また、レディスノズルは吐水する穴が多く、空気を混ぜながら温水を出すことで、より広範囲でソフトな洗い心地です。

Wパワー脱臭・ターボ脱臭

毎日使うトイレで気になるのは尿のアンモニア臭や便の臭いです。「Wパワー脱臭」は、着座中に脱臭を開始し、立ち上がると更に強力な脱臭を行います。また、「ターボ脱臭」スイッチを押すとさらに強力脱臭が可能です。臭いの元となる成分をフィルターで分解する高性能フィルターが搭載されており、フィルターは定期的に水洗いやホコリを取り除いてお使いいただきます。お掃除しても臭いが気になる時は、フィルターの交換すれば効果がもどります。

エコ機能

スーパー節電のワンタッチ節電(8h)

購入の際に気になるのポイントの一つが毎月の電気代だと思います。 シャワートイレ「KBシリーズ」は、本体内のタンクに水を貯め込み常に沸かし続ける「貯湯式」です。水が通る間にヒーターが急速に加熱して瞬間的に温水を作る「瞬間式」と比べると、光熱費が高くなります。
ただ、「瞬間式」は本体価格が高いため、コストを抑えたい方には、エコ機能がついた「貯湯式」の温水洗浄便座をオススメします。シャワートイレ「KBシリーズ」は、スーパー節電とワンタッチ節電機能を併用すると、表のように大幅な電気代の節約が可能です！

シャワートイレ「KBシリーズ」品番一覧表

シャワートイレ「KBシリーズ」の価格・グレード・機能を一覧表にまとめました。
ウォシュレット「KBシリーズ」価格一覧はこちら

• ※価格は税込みです。

シャワートイレ「KBシリーズ」オプション商品

シャワートイレ「KBシリーズ」には関連するオプション部材がいくつか展開されており、現場の適合やお好みに合わせてお選びいただけます。下記にてご紹介したいと思います。

補高便座

シャワートイレ「KBシリーズ」に取付可能な補高便座をご紹介します。便座面が高くなり、立ち座りの負担を軽減できるので、足腰の弱い方や立ち座りに不安を感じる方にオススメです。

関連商品・部品

シャワートイレ「KBシリーズ」の取付けに必要な部品や脱臭カートリッジなどの交換部品、お掃除用品をご紹介します。

まとめ

LIXIL シャワートイレ「KBシリーズ」についてご紹介いたしました。
リーズナブルな価格でありながら、洗い心地にこだわった「洗浄機能」や、毎日使うトイレをいつも清潔に保ち、簡単にお手入れできる「お掃除ラクラク機能」を兼ね備えたシャワートイレです。その他にも、使う人に合わせた便利な「快適機能」、気になる節電も「エコ機能」でしっかり配慮されています。価格はできるだけ抑えたいけど、快適・キレイな機能も欲しいという方に、ぴったりのシリーズです。

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